前記の通り、自分自身に「呪」をかけながら、平気なふりして過ごしていた私は、仕事もプライベートも、心から集中して楽しむことが出来てなかったんです。
楽しむなんていけないこと。どこかでそうやって自分に呪いをかけていたから。
でも周りの人には、「今までの自分」を演じる事で、気付かれないように、心配かけないように振舞ってました。今思うと、そうしていないと、とても立っていられなかったのです。
しかし、その後転職した先で出会った先輩と共に時間を過ごすうちに、少しづつ自分を解放する術を教わりました。
その先輩は、外見は勿論ながら美しいのですが、彼女のお人柄が本当に温かくて逞しく、私の人生の過渡期に寄り添ってくださったのです。時に共に涙を流しながら。
彼女と過ごす時間、私の根深い部分の浄化が始まっていました。
ここからどんどん、精神的にも肉体的にも、目に見えて症状が出始めるのです。
精神的な部分の毒出しの「初めの一歩」は、先輩である彼女が私を導いてくれました。
彼女の与えてくれた気づきのおかげで、ようやく前を向き始めた私は、30歳を迎えると同時に、ある病気を発症したことを知りました。

Comments